著名なリゾート地などに別荘やリゾートマンションを所有することは、自分の社会的なステータスを向上させたり、資産形成の面でメリットがあります。しかし、固定資産税や維持管理、修繕、清掃のためのメンテナンス費用は個人で負担し続けなければなりません。特に最近では、別荘の費用負担の面を考慮し、リゾート会員権を購入し会員制リゾートクラブを利用される方も増えてきています。では、別荘・マンション購入と比べ、リゾート会員権はどの程度金銭的なメリットがあるのでしょうか。
種類 | 別荘 | リゾートクラブA | リゾートクラブB |
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購入費用 | 3000万 | 200万 | 500万 |
諸経費 | 150万 | 0円 | 10万 |
維持費用 | 年間約40万 | 年間約3万 | 年間約12万 |
上記の表をご覧ください。リゾート地の場所・環境によって金額差はありますが、リゾート会員権と別荘では、かなりの金額差があることがわかります。さらに最近では複数の有名リゾート地に会員制リゾートを展開するクラブも増えてきており、用途や希望に合わせて毎回旅行場所を変更することも可能なのです。リゾート会員権の方が金額的にも、利用面も優れていると言えるでしょう。
リゾート会員権とは、リゾートホテルやマンションなどの施設を複数の会員で所有して相互利用することができる権利のことです。別荘を購入する際の莫大な購入費用や維持管理費を抑えることができ、国内、海外問わず人気リゾート地の高級ホテルに格安で滞在することが可能です。入会金は各リゾートクラブによって様々で、数十万円の格安なものから、数千万円と高額なものまであります。リゾートクラブによって年会費、管理費などの各種費用が設けられており、中途退会や譲渡することも可能です。リゾートクラブによっては返戻金が受けられるクラブもあります。特に平日やシーズンオフ期間については格安の料金で利用できるリゾートクラブが多いため、平日・休日に関わらず自由に休暇が取得できる方には、非常に利用価値が高いと言えるでしょう。
会員制リゾートクラブの所有形態については、会員に所有権が発生する「所有権(オーナーズクラブ)」と、会員に利用権のみが与えられる「利用権(メンバーズクラブ)」に分かれます。所有権については固定資産税を払う義務が発生します。また、契約形態については以下の形態に分類することができます。
会員制リゾートクラブの利用方法については、以下の4つに大別することができます。